2008年01月04日

歪み・1


「やーい!マイケルぅぅぅ!」


窓の外から声がして、黒澤は携帯を閉じた。


黒澤
「なんだ?」


黒澤は窓から顔を出した。



「図書館の本が重いから、先に引き上げてくれ!」


黒澤
「わかった」


縄ばしごに結びつけられた、本はかなり重かった。


黒澤
「旬…何冊借りてき…たぁ」


バサバサ


分厚い本が部屋に散らかる。


…まったくタイトルからわからん…


黒澤は縄ばしごをまた外へ投げた。


旬が登ってくる。



「助かったよ」


黒澤
「旬、ついでだ。
さっき茅野が携帯落として行ったから、届けてくれ」



「わかったよ」


旬は本を抱え、部屋を出た。


安曇野かすみ。
携帯番号もメアドも、手元に入った。


黒澤は笑いが止まらなかった。


次は…


いかに部屋に呼び込むか…だ。
イカれた小学生と思ったがなかなかいぃ感じになっている。


話も弾むよぅになるし。
帰らない圭祐より…俺は寂しい思いさせない!


ずっとずっとそばにいる!


待ち受けのかすみの写真に笑いがこぼれる。


もちろん、圭祐の携帯からの受信だが。


いつか俺に笑ってくれ…


いや、笑うんだ!笑わせるんだ!


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