2007年12月25日

カリスマ

圭祐の引退したS大はO学にとって、もはや敵ではなくなった。


敵は副作用だけ。


大会に行って、かすみは他の大学の生徒との写メを頼まれるようになったが、元モデルに怖い物はなぃ。


かすみ
「さすが元カリスギモデル♪」


楽団も学校も楽しいが、バイト漬けの圭祐との連絡がなかなかとれずにいた。


かすみは悩んでいた。


演奏会のたびに届く真っ赤なバラ。


名前はなく、ただ男性が届けている…としか、伝わらなかった。


ジリジリ


黒澤
「もしもし?」


かすみ
「マイケル?あたし!」


宿敵黒澤も連絡のつかない圭祐の代わりに、いろいろと話すようになり、すっかり「優しいお兄ちゃん」になっていた。


かすみ
「カリスギってすごいよね」


黒澤
「…話の前後からして『カリスマ』だと思う…」


かすみ
「カリスマ?」


黒澤
「それだけ、安曇野の容姿も実力も認められてるってことだ。」


かすみ
「そっか…圭ちゃん、今日もバイトだよね?」


黒澤
「旬が大学院でやめたあとの引越屋もやってるから、なかなか帰ってこないよ」


かすみ
「そっか…また電話していい?」


黒澤
「ああ」


黒澤は受話器を置いた。


ガサガサドスン。


圭祐
「ただいま!
マイケル先輩、かすみから連絡来た?」


黒澤
「いや、今日もないよ」


圭祐
「寮にかけるってのに、おかしぃなぁ…、おじゃましました!」


圭祐の出て行ったあとに残された携帯。


黒澤はそれを開く。


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