2007年11月30日

かすみの父

休憩。


コーヒー飲んでいたら、ガシャーンと自転車のような音。


そういえば、かすみが久々に帰るって言っていた。

あの自転車。

…かすみ、もう少し女の子らしくなってほしいなぁ(´¬`)


圭祐
「安曇野さーん!」


かすみの父
「圭祐くんか…」


圭祐
「あ、いたいた!(・∀・)
就活に来ました!」


かすみの父
「シューカツ?」


圭祐
「就職活動です」


かすみの父は飲みかけのコーヒーを思いきりむせこんだ。


かすみの父
「圭祐くんなら、もっといいところに、いけるんじゃないのか?」


圭祐
「俺、職人になりたい!」


かすみの父
「は?


…だからってこんなところで」


圭祐
「銀の加工も木工も、どっちもできるし」


かすみの父
「木彫りの熊なら北海道が本場だぞ?」


圭祐
「銀細工職人になりたいんです!

親父みたいな帰ってこないような生活はしたくない。
俺はそんな親父を今は憎むしかできない。

だから親父と違う、毎日、家に帰って家族の顔を見られる生活がしたい。」


かすみの父
「君のお父さんとは収入は格段に違うぞ?」


圭祐
「俺は子供に憎まれる親父になりたくない。

金には困らなかったけど、年に数回しか帰らないような人を親父なんて呼べない。

ましてや尊敬なんかできない!!
じいちゃんみたいにそばにいて、将棋やキャッチボールをしてくれた…

そんな親父になりたい」


かすみの父
「こんな汚くて危ない仕事、できるのか?」


圭祐
「俺、こう見えて、今、工場現場でバイトして…


あ゛ー!((((゜д゜;))))」


圭祐は思い出したように旬に電話する。



「もしもし?」


圭祐
「酒井さん!
俺です!
茅野です。

バイトバイト…Σ(゜□゜;)」



「お母さんを勝手に病気にしといたよ。
病気なら仕方ないってさ。

これから寒くなるから今のうちにゆっくりして親孝行しておけ(笑)」


圭祐
「ありがとうございます!」



「引越屋の方も欠員だから考えておいてくれ。

…じゃ」


はぁ…よかった(´□`)


かすみの父
「ここなら卒業のときにでも履歴書もってくればいつでもいいよ(笑)

いや、履歴書もいらんな(^^ゞ」


圭祐
「じゃ、1人予約しといてください!」


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