2007年11月20日
湖畔
歩いて5分。
信号待ち30秒で湖畔に出た。
対岸は見えども果てしなく湖。
春日井
「茅野さん、なんで安曇野なんですか?」
圭祐
「わからん…」
春日井
「俺…
茅野さんがホストクラブであった貴子…
アイツが好きなんだけど」
いきなり恋バナか?
春日井
「俺の親父は借金作って、祖父を連帯保証人にした、借用書を偽造したんだ…。
それから失踪して7年以上…
戸籍から外れて、母親は春日井のおじさんと再婚したけど。」
圭祐
「したけど?」
春日井
「貴子はS大の教授」
圭祐
「名誉教授だ」
春日井
「俺…今は慕われてるし、好意を持ってもらってるのがわかる。
だけど、俺は偽造書類を作って、失踪した親父の息子なんだ。
いつか貴子にも知れたら、離れて行くだろう」
圭祐は黙り込んだ。
親へのコンプレックス以上に、親から受けた劣等感。
それに苦しむ人。
圭祐
「ヴェスパはありのままでいいんじゃないかな?」
春日井
「え?」
圭祐
「貴子ちゃん、リョウジさんが店を捨てても一緒になりたいって、プロポーズしたけど、玉砕したらしいよ。
一生懸命、生きる人が好きってさ(笑)
ま、情報源はマイケル黒澤なんだが、それ以来、ホストクラブ通いもやめたって」
圭祐は笑った。
圭祐
「それでも私学のO学に入れてくれた春日井の親父っさんに感謝しなくちゃ。」
…なんか、俺、かっこよすぎない?p(^-^)q
春日井
「茅野さんは?」
圭祐
「親父いるけど、年に数回しか帰らない仕事バカ。
だから俺は決めたんだ。家で仕事をするような職人になって、家族とずっと暮らしたい。
ヴェスパも、あるだろ?他人の子なのにこんなに尽くしてくれる、春日井の親父っさんがほんとの親父だ。
過去なんか言ったらキリがないさ。
ただ…
自分のなりたい人、なりたくない人、きちんと見分けたら、貴子ちゃんもわかってくれるよ」
春日井
「茅野さん…」
圭祐
「茅野か圭祐でいいよ。
俺たち必然の出会いだよな。
だから」
春日井
「だから?」
圭祐
「対岸に聞こえるくらいの音を出せ!
ヴェスパ、借りてくぞ」
虹を囲む山々なら。
湖さえも越える音が欲しい。
練習は夕方まで続いて、歩いて帰る羽目になった。
信号待ち30秒で湖畔に出た。
対岸は見えども果てしなく湖。
春日井
「茅野さん、なんで安曇野なんですか?」
圭祐
「わからん…」
春日井
「俺…
茅野さんがホストクラブであった貴子…
アイツが好きなんだけど」
いきなり恋バナか?
春日井
「俺の親父は借金作って、祖父を連帯保証人にした、借用書を偽造したんだ…。
それから失踪して7年以上…
戸籍から外れて、母親は春日井のおじさんと再婚したけど。」
圭祐
「したけど?」
春日井
「貴子はS大の教授」
圭祐
「名誉教授だ」
春日井
「俺…今は慕われてるし、好意を持ってもらってるのがわかる。
だけど、俺は偽造書類を作って、失踪した親父の息子なんだ。
いつか貴子にも知れたら、離れて行くだろう」
圭祐は黙り込んだ。
親へのコンプレックス以上に、親から受けた劣等感。
それに苦しむ人。
圭祐
「ヴェスパはありのままでいいんじゃないかな?」
春日井
「え?」
圭祐
「貴子ちゃん、リョウジさんが店を捨てても一緒になりたいって、プロポーズしたけど、玉砕したらしいよ。
一生懸命、生きる人が好きってさ(笑)
ま、情報源はマイケル黒澤なんだが、それ以来、ホストクラブ通いもやめたって」
圭祐は笑った。
圭祐
「それでも私学のO学に入れてくれた春日井の親父っさんに感謝しなくちゃ。」
…なんか、俺、かっこよすぎない?p(^-^)q
春日井
「茅野さんは?」
圭祐
「親父いるけど、年に数回しか帰らない仕事バカ。
だから俺は決めたんだ。家で仕事をするような職人になって、家族とずっと暮らしたい。
ヴェスパも、あるだろ?他人の子なのにこんなに尽くしてくれる、春日井の親父っさんがほんとの親父だ。
過去なんか言ったらキリがないさ。
ただ…
自分のなりたい人、なりたくない人、きちんと見分けたら、貴子ちゃんもわかってくれるよ」
春日井
「茅野さん…」
圭祐
「茅野か圭祐でいいよ。
俺たち必然の出会いだよな。
だから」
春日井
「だから?」
圭祐
「対岸に聞こえるくらいの音を出せ!
ヴェスパ、借りてくぞ」
虹を囲む山々なら。
湖さえも越える音が欲しい。
練習は夕方まで続いて、歩いて帰る羽目になった。
Posted by かすみ at 22:58│Comments(0)
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