2007年11月20日

同棲

かすみに頼まれ、一週間、かすみの部屋で暮らすことになった。


ただ…。


基本的に男子禁制らしく、ロン毛のカツラを渡された。


かすみ
「1人で出かけるときはこれをかぶってね」


黒澤も怒ってるだろうし…てマイケルを広めた俺も悪いんだが、酒井さんに頼んで洋服を寮の前に出しておいてもらった。


かすみが練習から帰って来ていたようで、先に部屋にいた。
旬のかけもちバイトの引越屋の段ボールに入れて用意してくれたが…


なんだか叩き出されたようだ…ロン毛のヅラをかぶり部屋へ運ぶ。


圭祐
「ヅラ、うぜー!」


部屋に上がるなり投げ捨てる。


かすみ
「圭ちゃん、着替え持ってきたの?
タンスの空きがあるから入れとくね」


かすみが段ボールを開けるなり、大笑いを始めた。


圭祐
「なんだよ」


『極薄0.02ミリ』


…コンドーム


…て下の方に入れろよ!酒井さん!(゜Д゜;≡;゜Д゜)


笑い転げるかすみの横でため息をつく圭祐は、紙を見つけた。


『本当に愛し合っているのなら、きちんと避妊を考える。
身勝手なことで命を殺すのは、お互いが傷つくこと。
大切なら大切にしてあげろ。

一番薄いのを選んでおいた。請求書は机にある。
酒井』


圭祐ははっとした。
幸祐を妊娠したとき…自分には全く「避妊」て気持ちがなかった。
いや、自分にそこまで考える余裕がなかった。


本当に愛し合っているなら…


幸祐のことで一緒に傷ついたんだから。


愛があるから、避妊…。
愛し続けたいからの、避妊…。
お互いを守るための、避妊…。


圭祐
「酒井さんて、なんか人生卓越してるよな」


まだ笑うかすみ。


圭祐
「これはお前の笑顔を見ていたいから…の必需品だ!」


印籠のように『極薄』を突き付けた。


かすみは笑うのを止めた。


かすみ
「圭ちゃん…その言葉、嬉しぃよ」


圭祐
「そぅか?」


かすみ
「圭ちゃんには、避妊してって、言えなかった…嫌われそうで。」


かすみは圭祐に抱きついた。


圭祐
「好きだから、相手の体を守れるんだぞ。
守ることが本当の愛だ!」


…酒井さん、カンペありがとう!!
今の俺、マジかっこいいかも(〃▽〃)


かすみ
「よし!早速、使おっか(*^_^*)」


まだ昼過ぎ。


あっけにとられる圭祐はさっさとかすみに押し倒された。


…酒井さん、


…俺は感動しても、コイツには通用しませんでした(T_T)


んでも久しぶりだし。
時間もなんでも関係ない。


同棲ていいかも。


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