2007年11月19日

公衆電話

圭祐の寮は、イマドキ珍しいトイレ・風呂共同。部屋は二人の相部屋。


何より、電話が公衆電話にかかってきて

「通りがかりの人がとれ」

という、ルールになっている。


もっともイマドキ、携帯があるからかかってくることは…


ジリジリジリジリ…


黒澤
「うるせー!」


圭祐と一緒に元々に使ってた、黒澤との相部屋は日当たりもよし、その割にロープで脱出可能な2階。トイレも風呂もほどよく近いが、唯一、環境が悪いのは「電話の隣の部屋」なので、電話当番にもなる。


黒澤
「ご丁寧に小窓なんかついてるし」

ガラッ

小窓を開けて電話を取る。


黒澤
「もしもし?(-_-#)」


かすみ
「もっしー?(^o^)
安曇野ってんだけど、茅野圭祐っている?」


この声…
黒澤は爪先の痛みを思い出した。


黒澤
「この前、足踏んで締め上げた小坊か?ヽ(*`Д´)ノ
まったくどうしようもない女にひっかかったな、茅野も。

俺個人は茅野はいらねーが、部屋にいるから呼んでやるよ、仕方ない(-_-)」


ガタッ


もちろん、保留なんて存在しない、ダイヤル式電話。


黒澤
「茅野ぉーΨ(`◇´)Ψ」


階段から階下に向かって叫ぶ。


圭祐
「マイケルさん、なんすか?」


黒澤
「お前のかわいいガキから電話だ!
それから寮内でマイケルって呼ぶな!(ノ-"-)ノ~┻━┻」


圭祐
「わかりました、マイケルさん(^O^)」



「黒澤ぁ!
お前、学校内でもマイケルで浸透してるのにいまさらなんだ?」


黒澤
「旬、マジかよ!((((゜д゜;))))」


圭祐はガックリしている黒澤の横で受話器を取った。


圭祐
「もしもし?」


かすみ
「圭ちゃん?今から会える?」


圭祐
「会えるけど…練習は?(^^;)」


かすみ
「それ以上の課題があるから、そっちいくね!(*⌒▽⌒*)」


圭祐
「大嵐と来るか?」


かすみ
「チャリ!(≧∀≦)
一時間くらいでつくんじゃないかな?」


圭祐
「…俺が行く…(´□`)」


21歳でここまでチャリを愛するヤツもなかなかない。気の毒ってか、奇特っていうか…


天災的天才と呼ばれるのはこのせいか…。


圭祐
「酒井さーん(*^-^)ノ
またマイケルさんの部屋からロープ出しといて下さい」



「ゆっくりしてこいよ!(o^-')b」


黒澤
「茅野ぉ!
俺の部屋を勝手に利用するな!」



「心配いらないよ、マイケル( i_i)\(^_^)
各部屋に君の部屋の合い鍵があるから、な!茅野くん」


圭祐
「てなわけっす!
酒井さんよろしく!('-^*)」


黒澤
「茅野!
お前、絶対部屋に入れないからな!ヽ(*`Д´)ノ」


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