2007年11月17日

就活

ありさは悩んでいた。
4年の夏…就活すら取り組んでなかった。


神谷ありさ…名乗れば、誰もが採りたがる。
父からもコネクションをたくさん持ちかけられている。


でも、私はこのままで終わりたくない。
幸祐に普通の世界を見せるから…次第に三好に幸祐を預ける時間が増えた。


もっとやらなくちゃ…


幸祐
「ママぁ〜、抱っこぉ〜(´・ω・`)」


しかし、なんて子供はうるさいんだ!


ありさ
「こうちゃん(´□`)」


幸祐
「ママ、あちた、おべんちょ。
おにじり、食べゆぅ(^-^)」


ありさ
「おにぎりですかぁ?」

幸祐
「ママのおにじり、おいちぃ(*⌒▽⌒*)」


ありさの顔がほころぶ。
私は食べたことのない、母親のお弁当。
幸祐は、週に1度のお弁当の日を楽しみにしている。
三好の作るお弁当に拒否して、遠足にも行かなかった。


そんな私とは違う人生。

ありさ
「じゃあ、おいしいおにぎり作るね!
こうちゃんはもうねんねしよか」


幸祐
「ねんねする、ママもねんね」


ありさのベッドに登り、幸祐はニコニコしている。


ありさもベッドに横たわる。


幸祐
「ママぁ〜?」


ありさ
「こうちゃん、寝ないの?」


幸祐
「こうちゃんね、ママのおべんちょ、だいすき!」


ありさ
「そうなの?」


幸祐
「となりのアスカちゃんにみせるんだぁ」


ありさ
「こうちゃん、アスカちゃんのこと、好きなの?」


幸祐
「おーきくなったら、けっとうするやくしょく、してるの。
アスカちゃんはこうちゃんのおよめさんになゆの。」


ありさ
「そうかぁ…、ママと同じ名前なのね」


ありさはふと思いついた。


私が水野アスカになる番が来た…。


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