2007年11月16日

寮生活2

圭祐
「失礼しやす…
今日から世話になります、茅野です。」



「やぁ!いいところに来たねえ、茅野くん!
来い!」


圭祐は旬に引きずられ寮を出る。


圭祐
「どこ行くんすかぁ」


プレハブ小屋。



「はい、ヘルメット。


タスキかけたら、無線持って。


赤白の旗、忘れるなよ!」


連れて来られたのは炎天下の道路。



「車の誘導だ、
信号見て考えろよ!
途絶えたら無線連絡。
バスは優先で。
じゃ!」


…俺の身に何があったんだ?


朝から何度怒鳴られたら気がすむだろう。
ほとんど怒鳴られずに生きてきた、圭祐には初めてすぎて逃げ出したくなった。


10時前。
2限目にあわせて、旗振り終了。


圭祐
「酒井さん、怒鳴られてムカつきません?」



「俺、親父いないから。
生きてもない。
怒鳴られたことすらないから、経験してみたかった」


旬はそれだけ言って、自分の受ける講堂に消えた。


圭祐
「…考えたこともなかったな
酒井さん、変わり者なわけだ…」


圭祐も講堂に向かう。
腕は痛いし、疲れたし…眠てぇ…


圭祐
「自然科学なら、落としてもいいかぁ」


圭祐は眠りこんだ。


ツンツン。


ガバッ!



「茅野くん、時間だよ。」


圭祐
「酒井さんんん〜」


またも旗振り。


違う!
俺は大会があるから、こんなこと!


圭祐
「酒井さん、俺、練習ありますから」



「心配するな、俺もある」


酒井さんの話じゃないのに〜(T^T)


午後3時、釈放。


やれやれ…練習室にたどり着いたところにまたしても、旬の姿が…。



「茅野くん、今まで知らなかったのかぃ?
同じ部活でチューバ吹いてるんだが…(笑)」


圭祐は自分の変わりすぎる人生を今日ほど嘆きたい…と思うことはなかった。


でも…旬から受け取った五千円。


汗水を流した金ってこんなことか。


俺も契約するかな!


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