2007年11月13日

楽曲「Rosy」

かすみがロングトーンのあとに吹くメロディー。


貴子は聞いたこともない曲に何軒も楽器屋を回って尋ねた。


店員
「多分、Rosyじゃないかな?
聞き覚えあるよ」


楽譜と一緒にCDを流してくれた。


最後に悲しげな、かすみの毎日吹いているメロディーが流れ…


山を思わせるホルン。
澄み切ったトランペット。


店員
「この曲はいろんないわくがあるんだよ。
作曲家は未だに不明。
いつ作られた、どこの国かもわからないんだ。」


貴子
「それなのに、オケになってるの?」


店員
「この曲の伝説を知る人が書いたとか、
このロージィて女性が書いたとか、

たくさん説はあるんだ。」


貴子
「誰か1人くらい、名乗ったらいいのに…」


店員
「ロージィの呪いってのがあるんだよ。
過去に自分が作曲したと名前をあげた人がいたんだ。
でも…」


貴子
「でも?」


店員
「半年後に、湖畔で謎の死を遂げた…
傍らに、一輪のバラが添えられ」


貴子は黙り込んだ。
今年こそ、全国の切符を手にしたい。


あの難しいソロを楽譜も見ずに引き上げる天才的天災がいる今なら…


できる!!


貴子
「この楽譜とCD、ください」


父親がいる学校になんて負けたくない。


貴子は大会の曲を、これにしてくれ!と懇願した。
かすみが一番のネックのソロをこなせる。


打倒!S大。


かすみはその選曲に驚いた。
幼い日の優しいママの数少ない思い出。


かすみ
「絶対、全国1になる!
圭ちゃんには負けないからo(^o^)o」


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