2007年11月06日
卒業
圭祐の卒業式。
かすみがいなくなってから、少し荒れたものの、推薦取り消しにはならずに、来月からS大一年生。
この町からも離れる。
さらにかすみとも離れてしまう。
後輩A
「先輩、ボタンくださーぃ!(≧∀≦)」
圭祐
「どうぞ、ご自由に。」
なんて言いながら第2ボタンを引きちぎった。
後輩B
「えぇ、もぅ第2ボタンがないよぅ(´・ω・`)」
後輩A
「上田っちにあげたかったね。
あの子、一家で失踪しちゃったってゅうしぃ。」
後輩B
「借金あったのかなぁ?
うち、フツーのリーマンオヤジでマヂよかったぁ(≧∀≦)」
圭祐は門を出るまで、右から左から、ボタンを引きちぎられ、見るも無残な姿になっていた。
見慣れたリムジン。
ありさが窓から手招きする。
ありさ
「かすみのそばにいてあげて!」
圭祐は迷わずリムジンに飛び乗った。
ありさ姉さんが呼ぶ?
何かあるのか?
何を企んでいるんだ?
1時間半の高速で、猜疑心の耐えない圭祐は何度もありさの顔を見るが、昔の面影は全くない。
それがさらに猜疑心をかきたてる。
また…新たな契約か…
ありさ
「こっち!」
圭祐は挨拶もそこそこ 、靴も脱ぎ散らしたまま、ありさに手を引かれ、2階の奥の部屋に行く。
ありさ
「かすみ、入るわよ!」
初めて聞いたありさの厳しい声。
何があるんだ?
何が起こったんだ?
圭祐はドアの向こうの光景に息を飲んだ。
点滴につながれているかすみ。
駆け寄るが面影さえないほどやつれている。
顔には切り傷。
圭祐
「ありさ姉さん…
一体、どういうことなんだ!?」
ありさ
「レイプされたのよ、上田みさきの父親に…。
望まない妊娠の中絶で自分を責め続けていて。
私じゃ聞かないの!
お願い、圭祐。かすみを助けて!
かすみのそばにいてあげて!m(_ _)m」
圭祐
「上田って…」
ありさ
「始末したわ。
次は私を狙い、神谷のスキャンダルにしようとしていた」
圭祐
「姉さんの非道は変わらないんだな(-_-#)」
ありさ
「違うわ!
愛するものを守るための決断よ。
こう見えて、私、大学行きながら、幸祐を育ててるの(^^ゞ」
ありさは部屋から三好を出した。
ありさ
「こうちゃんを私みたいに成長させない。
卒業したら、2人で家出するの。
私、やるべきことが見つかった。
お母様が私を抱きしめられなかった分、私はこうちゃんを抱いて生きる。
私に生きる目的ができたの。
神谷の跡取りじゃなくて、一般人、神谷ありさとして、神谷幸祐を育てる。
だから、目指せ!大使館!
いろんな国のいろんな文化を肌で感じさせるんだ♪」
ありさの顔は幸せに満ちあふれていた。
幸祐をキレイな道に歩ませようとする気持ち。
それで雰囲気が違ったのか…。
圭祐
「ありさ姉さん」
ありさ
「なあに?」
圭祐
「ありがとう…幸祐を…
幸祐を頼みます」
圭祐は深々と頭を下げた。
ありさ
「ううん、あなた達に負けたのよ(笑)
そんなことより、かすみ!はやく行きなさ〜い!」
ありさは部屋を出た。
ありさ
「ありがとう…か。
今までで初めて聞いた気がする( ´∀`)」
感傷もつかの間…
三好
「あ…あ…ありさお嬢様ぁぁ」
三好の悲鳴。
やれやれ、つかまり立ちのできる我が王子は何をやらかしたか…
部屋に急いで戻ると、50歳を越える三好は幸祐にお馬ごっこをさせられていた。
三好
「お嬢様のときはまだ若かったけど…あいたたっ、腰が。」
ありさ
「三好、ちょっと休みなさい!
こうちゃん!
このやんちゃくんは!」
おでこをこつんとぶつけ合い、幸祐を抱きしめる。
自由への大切な切符。
たくさんのイタズラを握りしめた、この手のひらが。
私の過去からの卒業。
かすみがいなくなってから、少し荒れたものの、推薦取り消しにはならずに、来月からS大一年生。
この町からも離れる。
さらにかすみとも離れてしまう。
後輩A
「先輩、ボタンくださーぃ!(≧∀≦)」
圭祐
「どうぞ、ご自由に。」
なんて言いながら第2ボタンを引きちぎった。
後輩B
「えぇ、もぅ第2ボタンがないよぅ(´・ω・`)」
後輩A
「上田っちにあげたかったね。
あの子、一家で失踪しちゃったってゅうしぃ。」
後輩B
「借金あったのかなぁ?
うち、フツーのリーマンオヤジでマヂよかったぁ(≧∀≦)」
圭祐は門を出るまで、右から左から、ボタンを引きちぎられ、見るも無残な姿になっていた。
見慣れたリムジン。
ありさが窓から手招きする。
ありさ
「かすみのそばにいてあげて!」
圭祐は迷わずリムジンに飛び乗った。
ありさ姉さんが呼ぶ?
何かあるのか?
何を企んでいるんだ?
1時間半の高速で、猜疑心の耐えない圭祐は何度もありさの顔を見るが、昔の面影は全くない。
それがさらに猜疑心をかきたてる。
また…新たな契約か…
ありさ
「こっち!」
圭祐は挨拶もそこそこ 、靴も脱ぎ散らしたまま、ありさに手を引かれ、2階の奥の部屋に行く。
ありさ
「かすみ、入るわよ!」
初めて聞いたありさの厳しい声。
何があるんだ?
何が起こったんだ?
圭祐はドアの向こうの光景に息を飲んだ。
点滴につながれているかすみ。
駆け寄るが面影さえないほどやつれている。
顔には切り傷。
圭祐
「ありさ姉さん…
一体、どういうことなんだ!?」
ありさ
「レイプされたのよ、上田みさきの父親に…。
望まない妊娠の中絶で自分を責め続けていて。
私じゃ聞かないの!
お願い、圭祐。かすみを助けて!
かすみのそばにいてあげて!m(_ _)m」
圭祐
「上田って…」
ありさ
「始末したわ。
次は私を狙い、神谷のスキャンダルにしようとしていた」
圭祐
「姉さんの非道は変わらないんだな(-_-#)」
ありさ
「違うわ!
愛するものを守るための決断よ。
こう見えて、私、大学行きながら、幸祐を育ててるの(^^ゞ」
ありさは部屋から三好を出した。
ありさ
「こうちゃんを私みたいに成長させない。
卒業したら、2人で家出するの。
私、やるべきことが見つかった。
お母様が私を抱きしめられなかった分、私はこうちゃんを抱いて生きる。
私に生きる目的ができたの。
神谷の跡取りじゃなくて、一般人、神谷ありさとして、神谷幸祐を育てる。
だから、目指せ!大使館!
いろんな国のいろんな文化を肌で感じさせるんだ♪」
ありさの顔は幸せに満ちあふれていた。
幸祐をキレイな道に歩ませようとする気持ち。
それで雰囲気が違ったのか…。
圭祐
「ありさ姉さん」
ありさ
「なあに?」
圭祐
「ありがとう…幸祐を…
幸祐を頼みます」
圭祐は深々と頭を下げた。
ありさ
「ううん、あなた達に負けたのよ(笑)
そんなことより、かすみ!はやく行きなさ〜い!」
ありさは部屋を出た。
ありさ
「ありがとう…か。
今までで初めて聞いた気がする( ´∀`)」
感傷もつかの間…
三好
「あ…あ…ありさお嬢様ぁぁ」
三好の悲鳴。
やれやれ、つかまり立ちのできる我が王子は何をやらかしたか…
部屋に急いで戻ると、50歳を越える三好は幸祐にお馬ごっこをさせられていた。
三好
「お嬢様のときはまだ若かったけど…あいたたっ、腰が。」
ありさ
「三好、ちょっと休みなさい!
こうちゃん!
このやんちゃくんは!」
おでこをこつんとぶつけ合い、幸祐を抱きしめる。
自由への大切な切符。
たくさんのイタズラを握りしめた、この手のひらが。
私の過去からの卒業。
Posted by かすみ at 22:27│Comments(0)
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