2007年11月01日

別れ

幸祐との生活は1ヶ月。

オギャー、オギャー



かすみ
「幸祐、腹減ったかぁ?」


ありさ
「ちょっとぉ!私の弟にちゃんとした口聞いてよ」



かすみ
「では、幸祐様、母乳のぉ時間でござぃますですわょ」



ありさ
「だはははは、ダメダメ!
全然使えてないし、かすみには似合わないって(笑)」



ありさの母は、幸祐の出生とともに死亡届が出された。


お産による、死去。
世の中にはそう報じられた。



幸祐は一生懸命、お乳を吸う。


かすみ
「かわいぃね(*^.^*)」


ありさ
「ほんと(*'-')」


かすみ
「ぼーっと見てないで、ほら!
オムツとおしりふき。
あと、ガーゼもね」



ありさ
「ガーゼ?

…このハンカチ?」



かすみ
「そうそぅ、
それを肩にかけて、はい、バトンタッチ!」


ありさ
「えっえっ?」


ありさの肩に幸祐のあごを乗せ、抱かせる。


かすみ
「背中さすってょ(*≧m≦*)」


ありさ
「ど?どぅ?」


かすみ
「優しく撫でればいぃからね♪」


ありさ
「えっえっ?こぅ?」



ありさはとりあえず、背中をさすると、幸祐はげっぷをする。



ありさ
「赤ちゃん、げっぷできないの?」


かすみ
「そーよ、来月からお母さんなんだから。
あと2時間したらオムツ変えて、粉ミルクあげること!
あ、それからオムツ変えといてね。
さっき、いぃ音したから(笑)」


かすみはクスッと笑って布団をかぶる。
夜中の授乳で眠くて仕方ない。



ありさ
「…ギャー!
かすみ!うんち!
うんちがみどりぃ〜!」



かすみ
「それも普通だから(笑)」



悪戦苦闘のありさにため息をついた。


8月9日…幸祐を手放す日。刻一刻と迫っている。
幸祐にわく愛情を踏みつけるように目をつぶる。



これが終われば、圭ちゃんの後輩でS大に入れる…


フルートも好きなだけ続けられる。
パパやママにも会える。


かすみ
「すべてかすみじゃなぃ、あすかの契約なのよ…スポンサーとの」


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