2007年10月27日

回想3

150万のフルート。



圭祐はなぜかそれを拾って帰った。
かすみの行方は誰も知らず、ウリをしてはらんだ…とか変な噂ばかりたつ。



いつの間にか、転校までしていた。



圭祐
「普通のかすみでよかったよ」



再起不能に折れ曲がったフルートに圭祐はつぶやく。
俺は親父が次男だったから、ただ神谷の名前を継がずに養子に出たから、茅野。



神谷の家を叩き出されて最期まで暮らした祖父が生前に買ってくれた、シルバーのトランペット。ハンドメイド。
値段なんか知らん。
ただ、祖父の形見。



かすみは一番オンボロなフルートを握っていた。
オンボロなくせに、かすみにかかると…心が洗われる気がした。



茶髪嫌いな圭祐が金髪のかすみにひかれたが。



圭祐
「おじさんと寝たのか…かすみは…俺のかすみは(-_-#)」



ロッカーに蹴りをくわえる。そうしたってかすみが帰ってくるはずもない。



俺より…おじさんがいいのか?



後輩
「茅野先輩!
まだ安曇野先輩のこと忘れられないんですか?」


圭祐
「ガキは黙ってろ」



後輩
「パーカスの上田っちが、先輩のこと、好きだって」



上田
「バカ!急に言わないでよ(〃▽〃)」



圭祐
「逆立ちで階段登るか、鼻から牛乳出せば考える…(-_-#)」



後輩
「茅野先輩、女を女って見てないでしょ?だから、安曇野…」


圭祐
「うるせー!ヽ(*`Д´)ノ」



圭祐は楽譜を投げつけた。
かすみがもしこのまま帰らないのなら…



いや、必ず帰る…



でも…



圭祐の自信は失いかけていた。


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