2007年10月26日

契約3

医者
「わかりますか?心臓です。
3ヶ月…順調に育ってますが、奥様の栄養状態が悪いので、しばらく点滴としっかりと食事をしてもらいます。
今日の予定はすべてキャンセルで」



美好
「かしこまりました」



エコーって機械を股に入れられ、小さな心臓が動くのを見たかすみは、複雑な気持ちになってゆく。



圭ちゃんとあたしの子…



なのに、ありさの兄弟。


医者は帰った。


かすみ
「みよっちゃんさー、ロングトーンくらぃさせてょ」



三好
「三好です!奥様」



かすみ
「てか、あたし、堅苦しぃのダメなのね。
みよっちゃんて呼ぶのがイヤなら出て行くから♪」



三好
「ダメです、奥様」



かすみ
「奥様じゃない!
か・す・み!
ありさのお母さん、生きてるんでしょ?」


三好
「えぇ、まあ…」



かすみ
「だったら、あたしもかすみって呼んでょ」



三好
「かすみ様」



かすみ
「かすみ!」


三好
「かすみさ…」


かすみ
「わかった!
10歩譲って、姫!」


三好
「それは100歩の…」


かすみ
「てなわけで、みよっちゃんと姫。
決まりぃ!↑」



ママより年上の三好は眉間にシワを寄せながら、かすみの言ったバッグからフルートを出した。



パパの買ってくれたフルート。



少しくらぃならいぃかな?



ロングトーン。



久々の音。



かすみ
「みよっちゃん、あたしのかばんからメトロノーム出して」



三好
「メトロノーム?」



かすみ
「薄っぺらのあるでしょ?」



三好
「これはページャー」



かすみ
「つぅか、ページャーって、何?
かなり意味不明〜(笑)
それそれ!」



80に数字を合わせて、ロングトーンとタンギング。



懐かしぃな。



ふっと体の力が抜け、眠りこんだ。



三好
「ありさお嬢様より世話が焼けそうですわ(-"-;)」



三好はヘッドを片付ける…


この記事へのトラックバックURL
http://rosy.gifulog.com/t25772