2007年10月23日

神谷ありさ

神谷ありさ
かすみの隣の高校の3年生。

でも「ありさ」としか名前は告げてない…告げられなぃ。


まだお父様の出勤前。


ありさの父
「ありさ、珍しいな、朝から電話なんて(笑)」


ありさ
「お願い!お父様!私、S大学に行きたいの!」



ありさの父
「バカなこというな!あんな三流大学。
ありさなら東京大学だって簡単じゃないか!」



ありさ
「だけど、私、やりたいことがあって」



ありさの父
「やりたいこと?
今の一人暮らし以外にまだやりたいことがあるのか?
いいか、言っただろ?
ありさは神谷コーポレートの大切な跡取りだから。
ちゃんと一流の大学に進学して、見合いするんだ。」



ありさ
「お父様はいつもそればかり。
私には自由がないの?」


ありさの父
「十分自由にさせたつもりだ。
第一、隣の県の高校に進学させたいってホイホイ進学させる親なんかおるか!」



ありさ
「もう、知らなぃ!(/_・、)」



電話を切って、ベッドに潜った。
好きで大手企業の社長の娘に生まれてない。
今まで、金持ちってだけしか、友達ができなかった。



だけどここでは、誰も知らない「ありさ」



タバコも吸い、酒も飲む。
エスカレーターのお嬢様学校で男性にも免疫がない。
そこに現れた、2つの名前を持つ高校生「水野あすか」



あすかに快楽も教えてもらった。
そして自分を愛してくれている。



あすかがS大学に行きたいと言っていた。だから私も…て思うのに。



昨夜、あすかも帰らず、朝から父親の説教。



ありさ
「私、絶対。東京の大学なんか行かないから!
お父様なんか、大嫌い!」


流しにコップを投げつけた。


ガッシャーン。
ピンポーン



ありさ
「誰?」



加奈子
「あたしぃ〜!ありさ、学校、行かないの?」



ありさ
「休む!」



加奈子
「マジ?!
だったら開けてょ。」



ありさがドアを開けると、加奈子がなだれ込むように入ってきた。


加奈子
「鎮痛剤くれ。腹痛ぇ、マジ死にそぅ(+_+)」



ありさは机の上の鎮痛剤を投げ渡す。



加奈子
「サンキュ!
昨日、あすか来なかった?」



ありさ
「朝まで帰らなかったし、気が付いたら自転車まで消えてるし、ムカつくぅぅぅヽ(*`Д´)ノ」



加奈子
「なぁんだ、あすか、タバコ代くらいくれよぉ(涙)」



加奈子は同じ高校に通う、同級生。
でもほとんど通ってなぃ。
学費滞納してるといぅ。
ケチなヤツと思っていたが、父親の作った借金を母親が払うために、現金に変にシビアで。



ありさには新鮮な人だった。



ありさ
「タバコならあるよぉ」


加奈子
「マジ?超助かりィ↑↑」


慌てて火を付け深く吸い込む加奈子。



加奈子
「3日ぶりぃ!」


ありさ
「スナックの手伝い中に吸えないの?」



加奈子
「あんた、うちのおかんの怖さ、ほんまわかってへんな。」



袖をまくると、真新しいヤキが入っていた。



加奈子
「ありさがマジ、うらやましいぃ!」



加奈子はありさのベッドに飛び乗った。



ありさ
「そんなことないわよ」



加奈子
「あるある、この純粋な目がいいよ。」



加奈子はタバコをもみ消した。



加奈子
「ありさ…愛してる」



ありさ
「かな…抱いてて」



ありさはそっと目を閉じた。
どうしてこう、生き方の違う人しか愛せないんだろう。



男を憎む加奈子に抱きしめられ、あすかに少し、嫌悪感を抱く…



ありさ
「かなの好きにして…」


加奈子
「ありさ…」


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